Qスイッチルビーレーザー治療とは
ルビーレーザーは697nmにピークを持つ可視光線で、赤色以外の色によく吸収されます。つまりあざやしみのもとになっているメラニン色素によく吸収され、ヘモグロビンやコラーゲンにはほとんど吸収されません。またレーザーを照射するにあたっては、メラニンを破壊するための大きなパワーを持たせながらも、皮膚へのダメージを最小限にする必要性があります。そのための特殊な装置がQスイッチという機構です。これにより1億分の1秒単位の電気信号で液晶のシャッターを動作させるため、ごく短時間の照射が可能になりました。つまり色素細胞(メラニン)の周囲に存在する組織に対してレーザーの熱による影響をほとんど与えないため、傷跡を残さずに治療を行うことが可能になりました。